こんにちは、テクノポートの卜部です。Webで集客するためにオウンドメディアを作りたいけど、何から始めればいいのかわからず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
立ち上げたあとにうまく構築していけるのか、不安を感じている方もいるかもしれません。
そこで本記事では、オウンドメディアの作り方を1からわかりやすく解説します。本記事を参考に、成果が期待できるオウンドメディアを立ち上げましょう。
この記事の目次
オウンドメディアの基本を解説
成果につながるオウンドメディアを作るには、基本的な特徴や目的を把握しておく必要があります。簡単に解説していくので、ぜひ参考にしてください。
オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、オンライン・オフラインにかかわらず自社が保有するメディア全般を指しています。
Webマーケティングにおいては、インターネット上に公開する公式サイト以外のメディアをオウンドメディアと呼ぶことが多いです。ブログのように記事形式のコンテンツを載せているのが特徴で、今回の記事でもこの意味のオウンドメディアをテーマにします。
オウンドメディアの必要性
インターネットが普及する前後で顧客の購買行動は大きく変化しています。
簡単に情報が手に入るようになったことで、課題解決のためにまずは情報収集から始める消費者が増えています。自分たちが抱える悩みに対する解決策を探して、比較・検討まで進めてしまうわけです。
そのため、オウンドメディアで発信しなければ、情報発信している競合他社に顧客を取られてしまいます。
オウンドメディア構築の目的
オウンドメディアを構築することで、集客とブランディングが可能です。
オウンドメディアには、特定の悩みを持った人がキーワードを検索して訪れます。自社の商品やサービスを知らない層も含まれているので、お悩み解決の情報発信が新規顧客の開拓につながるわけです。さらに、専門企業としてユーザーに認識してもらえる効果もあります。
オウンドメディアの作り方の前に準備すべきこと5つ
オウンドメディアの立ち上げや運営をスムーズに進めるには、事前の準備が重要です。具体的な内容を5つ解説します。
目的を明確にする
いきなりオウンドメディア制作に取り組んではいけません。「何のために運営するのか」を決めておかないと、制作を進めているうちに方向性がズレてしまう恐れがあるからです。
代表的な運営目的は以下のとおりです。
- 集客
- ブランディング
- 販売数アップ
- リクルート活動
自社の取り組みを明確にしましょう。
目標を数値化する
数値目標は、オウンドメディア運用の効果を測るのに重要です。
オウンドメディアの立ち上げや維持には、多くのお金や労力がかかります。投資に見合う成果が得られているのかどうかを判断しなければなりません。
あらかじめ数値目標を設定し、適切な効果が得られているのか定期的に振り返ることで、進め方に問題がないかチェックしましょう。
自社で運用するか外注するかを決める
自社でオウンドメディアを内製化するには、社内に専任者を用意する必要があります。
メディアの記事を検索上位に表示させるには、SEO(検索エンジン最適化)対策の知識やライティングのスキルが求められるからです。
とはいえ、メディア運用の知識がある社員をそろえるのが難しいこともあるでしょう。そういうときは、運営方針まで適正化してくれる記事制作会社に外注するのがおすすめです。
自社のリソースで対応していくのか、アウトソーシングをして外部の専門知識や人的資本を利用するのかを決めましょう。
ターゲット市場とペルソナを決定する
オウンドメディアに統一感を持たせるには一貫した方向性が重要です。そこで、ターゲット市場を明確にしましょう。市場だと意味が広くてイメージがわきにくいため、まずは自社の顧客になる層のペルソナを設定してください。年齢・性別・職業・家族構成・価値観を明らかにして、統一感のあるメディアを構築しましょう。
キーワードを選定する
オウンドメディアに投稿した記事がGoogle検索で上位を取れれば、人がどんどん集まってきます。そのためには、検索窓にどんなキーワードが打ち込まれているかを知ることが重要です。
ユーザーは悩みや疑問を解消したいという目的で検索をしています。ライバルサイトやターゲットを参考に、関連度の高いキーワードを選定しましょう。
そうすれば、メディアと親和性の高い人が集まるサイトになるでしょう。
オウンドメディア作り方の5ステップ
ここからは、オウンドメディアの作り方を5ステップで解説していきます。
1:サーバーを契約する
オウンドメディアを保有するには、サーバーの契約が必要です。
サーバーは土地のようなもので、インターネット上にサイトを作るためにレンタルサーバー会社から借りるのが一般的です。
2:ドメイン名を取得する
ドメイン名は、サイトがどこにあるのかを判別するための情報です。サーバーを契約したときには初期ドメインが割り当てられます。
ドメイン名は変更可能であり、利用料を支払うことで自分の好きな名前をつけられます。このことを独自ドメインと呼びます。
独自ドメインには、名前以外にも以下のようなメリットがあります。
- 信頼性が上がる
- SEO対策になる
- URLが変わらない
オウンドメディアを成功させるために欠かせない要素なので、必ず取得しておきましょう。
3:CMSを決める
CMSとは、Webサイトの構築や管理を効率化してくれるツールであり、オウンドメディアを運営するなら必須です。
おすすめのCMSは「WordPress」です。世界中のWebサイトで一番使われているCMSです。無料で利用できるうえに、プログラミングの知識がなくてもサイトを制作できます。
デザインテンプレートも豊富で、無料で使えるものから有料のものまであるのが特徴です。
とくに理由がなければ、WordPressをインストールしておきましょう。
4:運用方法を構築する
オウンドメディアのメインコンテンツである記事を制作するには、内部・外部問わず複数人で役割分担をして進める必要があります。
定期的にクオリティの高いコンテンツを投下していくには、ひとりでは対応しきれないくらい膨大なタスクがあるからです。
そこでおすすめなのが、運用ルールを作って仕組み化することです。各担当の役割や記事を制作するマニュアルを作成すれば、必要に応じてライターをアサインするだけでプロジェクトを進められます。
チームの運営を円滑にするため、プロジェクトには必ず責任者を置くのがポイントです。
5:記事を制作する
Googleやユーザーに評価されるには、定期的に新規記事を公開したり、修正したりする必要があります。
サイト分析ツールでユーザーの行動を解析して、キーワードの選定や修正すべき記事のピックアップをしましょう。
ほかにも、競合サイトの分析をして、自社メディアに不足している部分の差を埋めていく必要もあります。
なお、オウンドメディアの運用方法は、関連記事「オウンドメディア運用を成功に導く5つのコツ。課題、運用代行に任せるべき理由も解説」で解説しています。ぜひ参考にしてください。
オウンドメディアを作る費用の目安
オウンドメディアを作る際にかかる費用を項目別に解説します。投資効果の検討にお使いください。
メディア制作費と維持費
オウンドメディアの立ち上げ費用と維持費の目安は以下のとおりです。
- WordPressの有料テーマ:約2万円
- サーバー利用料:年間1.5万円ほど
- ドメイン利用料:年間2,000円ほど
最初の1年分をまとめて契約すると、メディアを作る初期費用は約4万円になる計算です。ホームページのサーバーと同じ場所に作る場合は、WordPressのテーマ代だけで始められます。
外注先への委託費
メディアの立ち上げを委託する場合の費用は、以下のとおりです。
- コスト重視:0~30万円ほど
- オリジナルデザイン:20~100万円
- 戦略策定も含めた本格的なメディア運用:100万円~300万円
検索上位を狙うにはSEO対策が必須になるため、戦略策定の時点から専門の会社にお任せするのがおすすめです。
さらに記事制作も外注する場合、毎月の委託費は少なくとも20万円は必要になります。
- 記事制作(一般):2~3万円/本×10本
- 記事制作(専門):5~10万円/本×10本
図解を制作したり、素材のためにカメラマンを用意したりすると、さらに追加で費用がかかります。
ツール利用料
オウンドメディアのSEO対策を効率的に進めるには、分析ツールの利用が必須といえるでしょう。
キーワードやライバルサイトの研究によく使われているahrefs(エイチレフス)であれば、毎月1万円~10万円程度かかります。
オウンドメディア作りでよくある失敗例
オウンドメディアをスムーズに軌道に乗せるには、過去のよくある失敗例を知り、失敗を繰り返さないことが大切です。
よくある失敗のケースは以下のとおりです。
- 記事投稿が止まってしまう
- 検索上位を取れない
- 問い合わせにつながらない
失敗のほとんどは、リソースや専門知識が足りていないことが原因です。やみくもに進めるよりも、最初から専門の制作会社に依頼するのがおすすめです。
製造業におけるオウンドメディアの作り方はテクノポートへご相談ください
弊社テクノポートでは製造業専門のオウンドメディア制作を請け負っています。製造業のサイト運営には、製造業独自の商習慣や専門用語など、専門的な知識が求められる傾向があります。弊社であれば、長年の知識と経験を武器に、戦略立案からコンテンツ制作まで対応可能です。Webサイトでの集客にお困りの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。