こんにちは。テクノポートの卜部です。「自社製品・サービスの導入事例のコンテンツを作りたいけど、Webサイトを編集するのはハードルが高そう…」という方におすすめなのが、パワーポイントで制作する方法です。
そこで、今回はパワーポイントを使った導入事例コンテンツの作り方をご紹介します。日頃からパワーポイントを使う機会が多い方は、本記事を参考にしながら、実際に作ってみていただけたら幸いです。
この記事の目次
パワーポイントで導入事例を作るメリット
さまざまな媒体で活用できる
パワーポイントで導入事例集を作ることで、以下のようにさまざまな媒体で活用することが可能です。
- Webサイトからダウンロードできる資料(ホワイトペーパー)として掲載する
- メルマガに資料を添付して配信する
- 一部を抜き出して、営業資料に組み込み商談の際に使用する
- 企業のSNSに掲載する
導入事例集を紹介し、具体的なメリットを見込み顧客に提示できれば、スムーズに話を進めることもできるでしょう。
手軽に作成できる
Webサイトを編集する場合だと、外部に依頼したり、コーディングが必要となったりすることがありますが、パワーポイントであれば、普段から使用している方も多いのではないでしょうか。パワーポイントという使い慣れているツールで手軽に作れるのは大きなメリットです。
縦型にすべきか、横型にすべきか
パワーポイントで導入事例を作成するメリットを見てきましたが、パワーポイントは通常横長のフォーマットです。縦型で作成された導入事例もありますが、それぞれの特徴を解説します。
縦型の特徴
- 文字量が多く、書籍や冊子のような読み物として制作する場合は縦型が適しています。
- PCのディスプレイでは少し視認性が悪くなるため、印刷で使用するシーンがメインになります。
横型の特徴
- 図やイラストをメインで説明し視覚的に訴える場合は横型が適しています。
- PCのディスプレイに最適化されているので、ダウンロード用のホワイトペーパーの用途で使われることが多いです。
パワーポイントテンプレートの選定とカスタマイズ
では実際にパワーポイントを使って、どのように導入事例集の作成を進めれば良いのかを解説します。
導入事例に適したテンプレートの選び方とポイント
もちろんゼロからパワーポイントのスライドを作っても良いのですが、既にあるテンプレートを活用することで効率的に制作できます。
テンプレートは、以下のサイト等で無料で入手することが可能です。
・プレゼンデザイン
https://ppt.design4u.jp/template/
ビジネスシーンで使いやすいシンプルなテンプレートがある。
・Canva
https://www.canva.com/
登録が必要だが、Canva上でプロクオリティのデザインが可能。
・Slides Carnival
https://www.slidescarnival.com/
テンプレートとマッチするアイコン素材まで用意されている。
テンプレートは、業界や製品・サービスに関連するデザインやカラースキームを選ぶことで、一貫性のある資料になるでしょう。
テンプレートのカスタマイズ
選択したパワーポイントのテンプレートはそのまま使うのではなく、自社のブランドに合ったデザインにカスタマイズする必要があります。具体的には、以下の3点をまずカスタマイズしましょう。
- メインカラーは企業のブランドカラーに変更する
- フォントも社内で統一する
- 自社のロゴを挿入する
パワーポイントを使った視覚的な表現のコツ
パワーポイントを使って導入事例をどのように魅力的にみせればよいのか、表現のコツを紹介します。
グラフや図表を活用する
導入時の効果は、見込み顧客がすぐに理解できるようわかりやすく表現する必要があります。導入企業へのアンケート結果などは視覚的にわかるよう、グラフや図表を使ってまとめましょう。
テキストや数字のみだとわかりにくい内容も、インフォグラフィックを活用すると情報がすっきり整理されます。
イメージや写真を掲載する
実際の商品の写真や、サービスを利用しているシーンなどを掲載しましょう。そうすることで、見込み顧客が具体的に導入後の状態を想像できます。
もし、写真がないという場合は、イメージに近い素材を探して挿入します。
ビフォーアフターを色で表現する
商品・サービスの導入前と導入後の変化について、一目見て内容が入ってくるデザインにするのが良いでしょう。Beforeはグレーなどの抑え目なカラーを使用し、Afterではコントラストをつけて違いを強調しましょう。
まとめ
Webサイトで導入事例コンテンツを作るのはコストも時間もかかるしハードルが高そう…という場合は、まずパワーポイントで作ってみましょう。
アンケート、取材や写真などの素材集め、デザイン作業と手間はかかりますが、一度作れば他媒体にも展開できる上、改めて自社製品の強みに気づくこともできます。